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現代マネジメント学部生が清掃業界のカリスマ女社長から女性としてのキャリアの築き方を学ぶ

現代マネジメント学部生が清掃業界のカリスマ女社長から女性としてのキャリアの築き方を学ぶ

2019.06.13

 6月5日(水)、現代マネジメント学部の労働経済学A(担当:黒田達朗教授)で掃除・片付けサービスを提供する株式会社アクションパワー(名古屋市中村区)をはじめ5つの企業・法人をもつアクショングループのCEO大津たまみ氏を特別講師に招き、女性としてのキャリアの築き方についてお話いただきました。
 大津氏はシングルマザーとして職探しに苦労したことをきっかけに、女性の社会での活躍の支援を目的に株式会社アクションパワーを設立。その後、遺品整理や女性起業家支援、掃除・お片づけの知識普及などへも手を広げ、近年では、ご自身の経験からシングルマザーの子どもを支援するために、社会貢献事業としてシングルマザー専用のシェアハウスの運営や仕事紹介なども実施されています。
 講演では、大津氏の自己紹介や起業のいきさつに始まり、起業の際に最も役立った取り組みや現在のお仕事内容などを紹介。話は氏が推奨する生前整理のやり方や職場環境の維持・改善のためのスローガンである5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)運動話にまで広がり、時にはクイズが行われるなど笑いの絶えない講演となりました。
 大津氏は何かの「不」(不満、不満足、不安など)を解決することを探すことがビジネスヒントに繋がると説明。事業を継続させるためのポイントやキャリア形成する際のプレゼンテーションの重要性についても話されたうえで、「2018年4月末現在での日本における女性社長の割合は7.8%。起業という女性のキャリアの築き方の選択肢があることを覚えておいて欲しい」と学生たちへエールを送りました。
 講演後の質疑応答では、学生が起業の際の気持ちの整理について質問。大津氏は「収入を得るために必死だったという面もあるが、起業にはとても勇気が必要だった。今でも決断に震えながらやっている部分もある」としながらも「起業して本当に良かった。一緒に働く仲間がいるだけで幸せ」と話され、学生たちは起業家の生の声を通して起業の魅力を感じていました。