11月6日（水）、現代マネジメント学部の専門教育科目「経営情報論」（担当：苗馨允講師）で、株式会社東京証券取引所の金融リテラシーサポート部課長 杉山佳子氏をゲストスピーカーにお招きし「証券市場の仕組みと機能・最近の状況」と題した特別講義を行いました。
　この特別講義は、日本経済や証券市場の役割に対する理解を高め、会社の見方をより実践的に学習することを促進することを目的に企画されました。
　杉山氏は、日本の証券市場について、企業と投資家にそれぞれ資金調達と資産運用の機会を提供するという証券市場の役割、東京証券取引所の海外での活動などを説明しました。
　その後、杉山氏は、上場会社の業種別の時価総額の推移、日本企業の時価総額ランキング、および上場会社の業績・配当の変動などを説明しました。特に、就職にあたって長い目でみても成長していく産業や企業を探す必要があると話しました。
　続いて、杉山氏は家計の資産構成についての日米欧の比較、及び女性活躍や従業員健康に取り組んでいる会社の選出などを説明しました。最後に株価に影響を与えるマクロ経済の動きや企業の情報開示、また決算短信に基づく業績の分析について、ケーススタディで説明しました。
　受講生は世界経済の動向などに関するいくつかの質問に回答するなど、積極的な議論も交わされました。