12月14日(土)、現代マネジメント学部主催による『第7回ビジネスプラン・コンテスト』本大会が開催されました。このコンテストは大学生（大学院生）と高校生に現代社会の課題を解決するビジネスプラン・地域活性化プランを募集するもので、名古屋市信用保証協会、名古屋税理士協同組合、東山遊園株式会社、株式会社プロトコーポレーション、メルコグループ（株式会社バッファロー）（五十音順）の協賛を得て実施されました。
　コンテストには東海・北陸地方から高校生の部で28件・大学生の部で11件の計39件の応募があり、１次審査（書類審査）で選ばれた14チームが本大会でのプレゼンテーションに臨みました。
　発表されたプランは高齢者の自動車免許返納、企業の後継者難、孤食、減災など今の社会の大きな課題に正面から取り組むものが多く、非常に興味深い内容のプレゼンテーションが続きました。
　結果、最優秀賞は、高校生の部では衰退が懸念される伝統工芸品の課題解決のため、ブライダルなど新たな市場と組み合わせたビジネスプランを考案し、実際の取り組み事例まで報告した愛知商業高校ユネスコクラブ（愛知県立愛知商業高等学校）が、大学生の部では、乳幼児を育てながら自分の時間を持ちたい子育て層をターゲットに市街地の空き店舗を利用した託児機能を持つコワーキングスペースを運営し、市街地活性化や潜在保育士の活用なども視野に入れた服部沙織さん（椙山女学園大学大学院 人間関係学研究科）のプランが選ばれました。
　このほか、コンテストに合わせて起業に向けての講演会を開催。株式会社プロトコーポレーション　ITソリューション2部 責任者 兼CODE BASE NAGOYA運営責任者の吉田和弘氏に「起業と企業、どっちがいい？～新規事業を生み出す苦労～」と題したお話をいただきました。吉田氏は企業内で新規事業立ち上げを数多く体験してきたご自身の経験や若手起業家の声を紹介しながら、新規事業を始めるという視点から起業と企業（企業に属しながら新規事業を立ち上げる）を比較。参加者たちにどちらを選んでも良いとしながらも、世の中に対し、何を提供・実現したいのか？どれだけ自分が本気になれるのかという「想い・志」、そして最後までやりきる「覚悟」が何よりも大切であると話され、参加者たちは真剣な表情で聞き入っていました。

【高校生の部】
◆最優秀賞
伝統工芸品を未来へ繋ぐ～ブライダルと掛け合わせた体験型ビジネスの創造～（愛知県立愛知商業高等学校）
◆優秀賞
寂しい時間＋寂しい時間＝幸せな時間～子ども達に第２の家をつくろう～（愛知県立犬山高等学校）
◆名古屋市信用保証協会特別賞
企業の後継者難を減らそう！！（富山県立富山商業高等学校）
◆名古屋税理士協同組合特別賞
HAPPY　電子決済君（愛知県立古知野高等学校）
◆バッファロー特別賞
ぺりっと紙皿（愛知県立犬山高等学校）
◆プロトコーポレーション特別賞
コ食をなくそう（愛知県立岡崎商業高等学校）
◆東山遊園特別賞
江南ユートピアつくり隊（愛知県立古知野高等学校）

【大学生の部】
◆最優秀賞
市街地の空き店舗を活用した「託児があるパパママ自習室」（椙山女学園大学大学院 人間関係学研究科）
◆優秀賞
東海地方で働こう！日韓WINWINワークマッチング（椙山女学園大学 現代マネジメント学部）
◆名古屋市信用保証協会特別賞
フラワービジネス（椙山女学園大学 現代マネジメント学部）
◆名古屋税理士協同組合特別賞
地域の伝統的な「祭り」の外国人客による活性化マッチング（東海学園大学 経営学部）
◆バッファロー特別賞
Ar'sナビ（中部大学　経営情報学部）
◆プロトコーポレーション特別賞
カーシェアリングで高齢者の自動車免許返納を促せ！（椙山女学園大学 現代マネジメント
◆東山遊園特別賞
日本に虹をかけろ！（名古屋学院大学 商学部）
◆星が丘テラス賞
フラワービジネス（椙山女学園大学 現代マネジメント学部）