現代マネジメント学部 東珠実教授のゼミ生たちが、東山遊園株式会社（本社：名古屋市千種区）が運営する星が丘テラスに店舗を構える株式会社恵那川上屋（本社：岐阜県恵那市）の女性職人とコラボし、桜をテーマとする上生菓子を開発しました。東山遊園株式会社と本学は、昨年10月に連携協力に関する協定を締結。今回の取り組みは、4月5日（日）に星が丘テラスを会場に開催される星が丘サクラマツリにおける連携の一環として進められています。
　1月下旬以降、東山遊園株式会社営業推進部の荒武壽美部長ならびに同社開発本部星が丘テラス営業部の柏木明美課長と東教授の間で事前の打合せが進められ、2月７日（金）には、東ゼミの2年生が星が丘テラスを訪問し、恵那川上屋取締役の鎌田昇販売本部長から上生菓子に関する基本的な知識を学ぶとともに、学生の視点で、最近の気になる和菓子などについて発表しました。
　その後、学生たちはワークショップを重ね、星が丘サクラマツリで販売する上生菓子についての提案書を作成。「星が丘の洗練された美しい春の風景」というコンセプトのもと、桜の花のピンクと本学のスクールカラーであり東山の自然をイメージするグリーンの2色をテーマカラーに、3種類の上生菓子を考案しました。これをもとに、恵那川上屋の若手女性職人が専門家の立場で改善を加えながら、3種類の上生菓子を試作。2月25日（火）には、鎌田本部長から、これらの上生菓子が学生たちに披露されました。
　試作された上生菓子には、それぞれ、桜坂、春のかくれんぼ、SAKURA crystalという学生たちこだわりの名前がついており、一つ一つの商品のイメージやデザインには、星が丘というまちに対する学生たちの愛着やさまざまな思いが込められています。鎌田本部長からは、できるだけ提案に忠実に制作するように職人に依頼したこと、さらに専門家の立場から材料や形状に変更を加えた点とその理由などについて丁寧な説明がありました。
　試食を終えた学生たちは、「自分たちの提案したデザインやイメージどおりにつくっていただき、驚きとともに感動した」、「見た目だけでなく、桜などの風味もあり、とても美味しい」、「いろいろな人に紹介し、食べていただきたい」など、初めて商品開発に携わった喜びや充実感、今後の販売活動への意欲などを口にしました。
　これらの商品は、4月5日（日）に星が丘テラスで開催される星が丘サクラマツリの「野点で楽しむお抹茶と上生菓子」の会場で販売予定。野点には、本学茶道部の有志も参加します。

※新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢を踏まえ、星が丘サクラマツリは中止となりました。