7月30日（木）、現代マネジメント学部の専門教育科目「財務会計論」（担当：苗馨允講師）で、株式会社東京証券取引所の金融リテラシーサポート部 課長・杉山佳子氏をゲストスピーカーに迎え「ESG投資と最近の証券市場について」と題した特別（遠隔）講義を行いました。
　この特別講義は、最近の証券市場の状況に対する理解を深め、さらに財務情報および非財務情報の役割に対する実践的な学習を促進することを目的に企画されました。
　杉山氏は、日本の証券取引所の誕生・発展、および証券市場の役割を説明した後、関心が高まっているESG投資、すなわち、環境（Environment)、社会（Social)、ガバナンス（Governance)に関する要素も考慮して企業を評価するような投資政策を説明。特に、新型コロナウイルスの影響が拡大している中、従業員の健康管理などに積極的に取り組んでいる上場企業は、投資家からの注目を浴びている傾向があると述べました。
　最後に東京証券取引所の施設の様子を、テレワークツールを利用してリアルで紹介しました。
　受講生はコロナの影響などに関するいくつかのクイズを素早く解答するなど、積極的に講義に参加し、証券市場における財務情報と非財務情報の役割を理解することができました。