6月10日（木）、現代マネジメント学部の専門教育科目「財務会計論A」（担当：苗馨允講師）で、株式会社東京証券取引所の金融リテラシーサポート部 課長の杉山佳子氏を講師にお招きし、「ESG投資と最近の証券市場について」と題した特別講義をオンラインで実施しました。
　この講義は、最近の証券市場の状況に対する理解を深め、財務情報および非財務情報の役割に対する実践的な学修を促進すること、および生涯資産形成を考えてもらうことを主な目的としています。
　杉山氏は、証券市場の発展と役割だけではなく、最近関心が高まってきているESG投資、すなわち、環境（Environment)、社会（Social)、ガバナンス（Governance)の意義、必要な情報開示、仕組み、動向について説明しました。特に、企業のESGへの取り組みが長期的な成長に寄与する可能性があるため、ESG要素を投資意思決定に取り入れることは、長期的な視点から個人の資産形成を一層豊かにすることができるだろうと述べました。最後には、東京証券取引所の施設の様子をテレワークツールを利用して紹介しました。
　受講生は個人投資家としての投資額の下限があるのか、また証券取引所がどのように投資家に対する相談対応を行っているのかについて質問しました。