3月13日（金）・14日（土）、京都大学において『第21回大学教育研究フォーラム』が開催され、現代マネジメント学部3年生の中野友貴さんと平賀夕稀さんが「女子大学生の金融リテラシーと金融教育」をテーマに発表を行いました。
大学教育研究フォーラムでは大学教育をよりよいものにしていくために授業改善や学修支援に関する研究発表や実践報告が行われ、全国から多数の参加者があります。
中野さんと平賀さんはOECDのあらゆる人々の金融システムの利用を可能にするべきであるという金融包摂の概念に基づいて、金融リテラシーの普及の重要性から各国政府による金融教育のための様々な取り組みが行われているという現状を指摘した上で、日本の大学教育における金融教育を考えるために、女子大学生への金融リテラシーに関するアンケート調査を行いました。
アンケートの結果から、高等学校までの学校教育での金融教育が少なく、社会人になる前の大学における金融教育が重要であることや、学生は金融リテラシーの必要性は認識しているが現状の知識は不十分であること、さらにはアクティブラーニングによる金融教育は学生にとって興味関心や理解が高く効果的であることが示されました。
アンケート調査に基づいた学生の視点からの発表は、参加者の関心を集めていました。