グローバル化が進む中で、サービス貿易のウェイトが高まり、新たなニーズが生み出されている旅行業界の現状や旅行商品の企画について学ぼうと、1月19日（金）、現代マネジメント学部水野英雄准教授のゼミ生18名が、株式会社JTBワールドバケーションズ 中部販売本部（名古屋市中村区）を訪問しました。
　初めての訪問となったこの日、最初に販売促進部の広報・求人担当の小野田奈津子氏から、株式会社JTBワールドバケーションズが手掛ける「ルックJTB」をはじめとしたJTBグループの海外パッケージツアーの商品企画・仕入・手配・販売促進を多様化した旅行ニーズに対応しながら商品開発に取り組んでいる旨をご説明いただきました。
　引き続き、企画仕入部の吉田愛弓氏から実際の旅行商品の企画について「誰に、何を、どのように、いくらで」という視点の大切さや、JTBならではのこだわりやJTBにしかできない商品造成をすることで新たな価値観を創造しているということを教えていただきました。
　販売促進部の櫻井詩織氏は、企画した商品の魅力を伝えることの大切さやそのためのイベント実施・広告露出等の各種プロモーション、店頭スタッフ向けの販促サポート等の実施内容と効果について説明。営業部の宮谷如絵氏と河合千裕氏からは、航空券や現地滞在部分の手配について、お客さまのニーズへの対応や想定外の事態へのイレギュラー対応の詳細について教えていただきました。
　その後、企画体験『私はこんな企画をしてみたい！！』を行い、グループに分かれて学生らが、簡単な旅行プランを提案し、社員の方よりプロ目線でのアドバイス・コメントをいただきました。最後に、最新鋭のビルであるグローバルゲートのオフィス内の実際の仕事の様子も見学しました。
　現代マネジメント学部では、旅行業界を志望する学生も多く、ニーズが多様化する中で顧客に魅力ある商品をどのように企画しているのか、実際の現場を見学し、お話しをお聞きすることで理解を深めることができました。
　学生らは、3月13日（火）に愛知大学 名古屋キャンパスで開催される「あいち学生観光まちづくりアワード」の最終審査（プレゼンテーション）に出場予定。今回の学習の成果を生かした斬新なアイディアの提案に期待が高まります。