6月1日（金）、現代マネジメント学部の「展開演習Ⅰ」（担当：石井圭介准教授）で、シーシーエスコーヒー株式会社（名古屋市千種区）を訪問しました。これは、ゼミナール活動で取り組んでいる新しいカフェの創造に向けての一環で、特色ある店舗づくりへのヒントを吸収する狙いがあります。
　4月の特別講義から始まったこの取り組み。今回の訪問では、まず同社代表取締役社長の服部雄高氏よりカフェ運営におけるポイントの説明があり、現在、学生が取り組んでいる課題への助言がありました。さらに、コーヒーと蜂蜜を組み合わせるフードペアリングの紹介があり、その効果や適切な組み合わせについての説明がありました。
　その後、学生はグループに分かれての工場見学のほか、ハンドドリップコーヒーのおいしい淹れ方、フードペアリングへ挑戦。工場内では、輸入されたコーヒー豆一袋60kgを持ち上げる体験や、大型焙煎機を前にその日の気温や湿度によって焙煎温度、時間を微妙に調整する様子を見学しました。初めてコーヒーの淹れ方を習った学生からは、同じコーヒーでもお湯の温度や入れる速さで味わいが異なることに驚きの声が出ました。
　現在、学生はグループに分かれて市場調査や店舗運営に向けてのプランを検討中で、7月にはプレゼンテーションを行う予定です。これまで、どのようなカフェにするのか、提供するメニューや価格を考えてきた学生。実際にコーヒーが提供されるまでの現場を見て、新しい発想が生まれそうです。